【編集長コラム】広報を頑張りたいアナタに捧げるアイディア出しのヒント

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こんにちは!

Wind Band Press編集長の梅本です。

この編集長コラムでは、最近気になることや、経験上何か役立ちそうなことなんかを、ちょこちょこと書いています。

今回は以前ブログで書いていた内容を、Wind Band Pressでのインタビューや日々のインプットによるアップデートを追加しつつ、昨今の事情などに合わせてリライトしてみようと思います。

(今日のアイキャッチが意味不明ですが元のブログ記事を書いた日にお気に入りのキーホルダーが壊れたんです)


 

演奏会も少しずつまた増えてきたので、コロナ前のブログ記事ですがあらためてコラムに起こしてみます。演奏会でも配信でもどんなイベントでも広報は必須ですが、広報のためのアイデアをどう出すか?というお話です。

自分から探しているわけではなくてたまたま広報活動が目に入るという感じなのですがプロアマ問わず皆さんSNSでの広報頑張ってらっしゃるなあという印象があります(ありました)。

それぞれがそれぞれなりに「どんな宣伝の仕方がいいかなあ」と考えていると思うのですが、似たりよったりになると埋もれて目を引かず、あまり宣伝効果がないので、そのあたりはアイディア勝負になりますよね。

アイディアを出す、企画するためのコツみたいなものがあると便利かなと思うので簡単にフローを作ってみます。

1. 演奏会(や配信その他イベント)を開催する目的をあらためて確認する

なぜそれをやるのか?「毎年やってるから」「出来る環境になったから」以外の理由を考えてみましょう。バンドによってそれぞれ理由、目的があると思いますのでそこからブレないようにしないといけません。

2. 演奏会に来て欲しいターゲット層をあらためて確認する

誰に来て欲しい(聴いて欲しい、見て欲しい)のか?いわゆるマニアなのか?学生(中高生くらい)なのか?地域の人なのか?ということです。これは「100%マニア向け」「100%学生向け」とかにしなくていいので、演奏会であれば「学生で予定の客席半分うまるくらいがいいな」とか、そんな感じで「どんな層の人が何人くらい来て欲しいか」をあらためて確認しておきます。これによって広報宣伝の仕方が変わってくるので大事なところです。

3. ターゲット層が知りたいことは何かを考える

「ペルソナ(マーケティングで使われる、特定のユーザー像を作り上げていく手法)」という手段を使ってもいいですが、もっとシンプルに、例えば主なターゲット層が中学生の場合、「中学生は演奏会に何を期待してるかな」「普段どんなことに困っているのかな」「どんな不安を抱えているのかな」「どんな風になりたいと思っているのかな」この辺りのことを思いつく限り書き出してみてください。

それに対して解決策のようなものが思いついたら、それを宣伝の中に入れていきます。

例えば中学生の悩みがお金だったら「入場(または視聴)無料だよ!」ってことを言わないといけないですよね。(無料ならですけど)

地域の中学生を対象にした高校のバンドだったら(もう進路は決まってたとしても)「高校の吹奏楽部はこういうところが楽しいぞ」っていうのを見せていくのもアリでしょう。演奏会の後に中学生向けに勉強や高校生活への不安や悩みを現役高校生が聞いてあげる相談会みたいなのをやるのもいいかもしれないし。(今年はちょっと対面が難しいのでオンライン面談でやってもいいかもしれないですね)

誰にとってどんな前向きな情報があなたのバンドからもらえるか。という観点は重要です。

この時点で結構色んなアイディアが出てくるかと思います。

4. どの媒体で何を出すか

1と2が明確になり、3もクリアしたら「どこで何をするか」を決めていきます。オンラインでは何をして、オフラインでは何をして、という切り分けも大事です。

バンドそのものの宣伝をするのか、演目の紹介をするのか、それ以外のポイントを紹介するのか、というようなことです。全部ごっちゃまぜにしている場合が多いように見えますが、個々の情報が記憶に残らないので「ああ楽しそうでいいね」で終わってしまうことも。

オンラインでの広報の場合は、例えばSNSひとつとっても各SNSでメインの利用者の年齢層や性別が異なるので、そういった情報を集めながらターゲットにあった宣伝材料を投下していくわけです。

例えば若者向けの若者ノリの動画を作って年齢層の高めなFacebookに投下してもあまり効果はないのでFacebookはFacebookなりの、TwitterはTwitterなりの、LINEはLINEなりの、という感じで情報の出し方を変えていくと良いと思います。

オフライン広報はアンサンブルでも何でもいいのでターゲット層がいるところでデモ演奏が出来るように動くとか(今年はこれは難しいですけど)、「どこで何を伝えるのか」ってことが決まれば、オンラインにしてもオフラインにしてもアイディアは自然と出てくるかと思います。

一番危険なのは、他のバンドがやっていることを上っ面だけ真似して「やりきった」って満足しちゃうことですかね。それは広報の目的ではないので。

広報やってても演奏会やってても、配信をしても、世の中色んな人(受け手)がいます。自分たちが精一杯やったことに文句を付ける人もいます。中には文句を付けるのが生きがいなんじゃないかって思うような人もいます。そういう人は嫌なら無視していいと思います。

「人の意見に耳を貸さないとダメ」っていう人もいると思いますが、気分を害するようなら耳を貸す必要はないんじゃないかと思いますね。距離を置きましょう。自分の人生ですからね。楽しくやりましょう。

上に挙げたフローがアイディア出しのコツみたいなところです。何か役に立てば嬉しいです。


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